妻と子供二人を残して兵役についていた男が
4年ぶりに復員する
「帰還」という短い話でした
作者のプラトーノフって素敵な面差しですね~💕
✏自分のいない間に
懐かしいはずの我が家は
どことなく居心地の悪い場所になっていた
幼い娘が自分を覚えていないのは
仕方ないとしても
息子は妙な喋り方をしているし
妻の態度もぎくしゃくしている
妻の頬の涙は 何故か
喜びだけでなく戸惑いが
混ざっているように見える
ふいに 娘が口を開く
「今日は〇〇おじさんは来ないの?」
・・・💢
とうとう自分の留守中に
誰かが家に出入りしていた事を
知ってしまった✏
この後は 想像通り修羅場になって
その後また 意外な展開
二人の子どもの行動が可愛らしいです
解説に
「この話はソ連時代に批判対象になり抹消された」
と 書いてあったので
びっくり😨
どこがいけないの?😨😨
「ソ連軍人を中傷している」
え❓
妻の行動が?男の態度が?
この話の最後の展開が??
この短編集の中では唯一
人間らしい感情に溢れた名作だと思うけど
代表作の「ジャン」やその他の作品は
人の気持ちが抑圧されていて
喉が渇くような苦しさを感じる
・・・実際に砂漠の場面が多いし😣
人間の持つ感情を否定されるのでは
社会主義の建設は無理では無いですか?
それこそAIでもないと成り立たない・・・
まぁ実際に無理だったんですけど
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