2025年11月14日金曜日

髪の色

子どもの頃に読んだ「孤児ネルリ」は

ドストエフスキーの「虐げられた人々」が原作です

子ども向けの本は こんな挿絵でした

女の子はブロンドの髪


極端に貧しい暮らしで
祖父も母親も亡くなってしまうし
少女も病気になるし
食べる物もなくて とにかく寒いし

と もう これでもか
と言う程の暗~い話なんですが・・・

少女の髪の色は 本当は「黒」です


~濃い黒い髪は櫛を入れた様子がなく~

髪の毛の色なんて 話の筋に関係あるの?
と思うかもしれませんが
話の中で何度も「黒い髪」の描写は出てきます

この少女は黒い目で
まつ毛の下の大きな瞳は いつも
人を疑うようにギラギラ光らせている・・・

どうしたって この子の髪色は黒でしょう?
金髪ではないと思いますよ

日本の小説だと 瞳や髪の色なんて
説明する場面は無いけど
外国小説には必ずあります

そして それが性格にも反映する

何年か前にロシアから来日した
「タトゥー」という女の子二人組がいましたが
一人は金髪で もう一人は黒髪でしたね

そのことで 
それぞれの印象は違ったものでした

ドストエフスキーも意識して
この少女の性格に見合った外見を
書いたと思うんですけど💦

子供の時には この絵を見て 
それから話を読んで・・・
なんとなく
どこか すっきりしないような印象が
あったかも知れないです

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