この作品は小説ではなく戯曲 つまり演劇の脚本です
実は プロレタリア文学とか 社会主義的賛美の話は苦手なんです😥
この話もきっと 暗くて陰気で 底辺に生きる人たちの 怨嗟渦巻く話なのよね・・・ 😔 と思っていたけど
読んでみると この『どん底』は違う
たしかに、登場人物たちの生活は まさに「どん底」と言えるけど💧 暗くて厳しい現実が描かれているのだけど
なのに、なぜか 読後感が重苦しくない 不思議な魅力のある作品です
そこに感じるのは 社会主義の理想でも プロレタリアの怒りでもない ロシアという厳しい土地に 根付いて生きる人々の逞しさ
今 ロシアは戦争をしていて 世界から白い目で見られてるけど その状態が 何年も続く理由が なんとなく分かる気がするんです
ちなみに、晩年のゴーリキーは スターリンと距離を取ろうとしていました だから ガチガチの社会主義信者では なかったんですよね きっと
ドラマで出ていた印象に残る言葉は サーチンのセリフ お酒飲みで賭博ばかりしてる 前科者だけど 教養のある男
いろいろと考えさせられる話です でもね、やっぱり、ロシア人って・・・
お酒の飲みすぎ!!


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