2025年7月16日水曜日

どん底

朝ドラ「あんぱん」で妻夫木聡さんが

子どもたちに読んであげる本が

ゴーリキーの「どん底」だったので

えっ😲と思いました


何故かというと この本                               ロシア文学に目覚めた(?)去年                             せっせと読んでいたからです 

この作品は小説ではなく戯曲                            つまり演劇の脚本です 

実は プロレタリア文学とか                            社会主義的賛美の話は苦手なんです😥                                                           

この話もきっと 暗くて陰気で                                 底辺に生きる人たちの                                 怨嗟渦巻く話なのよね・・・ 😔                               と思っていたけど                                

読んでみると この『どん底』は違う

たしかに、登場人物たちの生活は                          まさに「どん底」と言えるけど💧                                暗くて厳しい現実が描かれているのだけど 

なのに、なぜか                                  読後感が重苦しくない                                  不思議な魅力のある作品です

そこに感じるのは                                 社会主義の理想でも                                    プロレタリアの怒りでもない                                ロシアという厳しい土地に                                根付いて生きる人々の逞しさ 

今 ロシアは戦争をしていて                              世界から白い目で見られてるけど                           その状態が 何年も続く理由が                           なんとなく分かる気がするんです                                              

ちなみに、晩年のゴーリキーは                           スターリンと距離を取ろうとしていました                      だから ガチガチの社会主義信者では                        なかったんですよね きっと

ドラマで出ていた印象に残る言葉は                         サーチンのセリフ                                  お酒飲みで賭博ばかりしてる                            前科者だけど 教養のある男


「労働が快楽なら人生は極楽だ!                          労働が義務になったら人生は地獄だ」

いろいろと考えさせられる話です                                          でもね、やっぱり、ロシア人って・・・ 

お酒の飲みすぎ!! 

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