2025年1月5日日曜日

銀の時代

ロシア文学「銀の時代」

アフマトーヴァの詩集です

薄くて白い小さめの本

『レクイエム』


暗闇の中の小さな三日月🌙
読めないけど
これがきっとロシア語の「レクイエム」

軽いんですよ 本自体は
でも 中身は重い💧

手に取るだけで、
冷たさが伝わってくるよう
まさに鎮魂歌

アフマートヴァの元夫は銃殺され                           息子のレフも逮捕された                              友人の詩人もまた、命を落とした

なぜ彼らは死んだのか? 誰が彼らを殺したのか?                   その答えは、紙に書き記すことさえできない。

「この事を書くことが出来ますか?」                         同じ境遇の女性に聞かれて                            「できますとも」と答えたけど                            どの紙にも書き残せない

文字を使って表現できない詩人は、                         詩句をただ                                     心の中に刻み込むしかなかった

悲しいというより 静か                              「泣き叫ぶ」と書いてあるのに 何も聞こえない                                 ただただ静かに言葉が並んでいます

絶望は音が無いのかもしれない

「銀の時代」という言葉は、                             金よりも劣るような印象があるけど

この時代の背景を 詩人を 言葉を                              いつまでも忘れないで磨いていれば                         静かに光り続けると思う                              

本物の銀のように

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