カバーの見返しに同じ文があったんです💕
当時は「悪書」の意味が分からず
漫画や黒魔術(?)の本かと思っていました
が、これを読むと
悪書とは
多数の読者が その都度
むさぼり読むもの
大騒動を起こし増版を重ねるような
政治的、宗教的な宣伝
パンフレット、小説や詩
つまり せいぜい
寿命が一年程度の出版物
・・・
寿命が短い書物といえば週刊誌ですね
発売された途端に大騒ぎになる
というより
あえて大騒ぎを狙った記事が
毎回 載っています
実際にこの方は
ジャーナリストが嫌いだったらしく
「著作と文体」という話に
低劣な著作家の大多数は、
新刊以外読もうとしない民衆の
愚かさだけを頼りに生きている
ジャーナリストをドイツ語に訳すと
「日給取り」である
痛烈に批判しています💦
そして悪書が何故いけないのか
読書は他人に
ものを考えてもらうことだから
他人の考えた過程を
反復的にたどることだから
読書にいそしむ我々の頭は
他人の思想の運動場に過ぎないから
なるほど
不安を煽る噂や 度を過ぎた批判
他人の不幸な話の本を読めば
そう言う思考に
頭の中が染まってしまう
それ すごく分かります
でも そう言う話って
人を惹きつけてしまうものも
事実なんですけどね
この本の表紙には
多読は自分でものを
考えなくなるからいけない事・・・
のように書いてありますが
中身は
悪い本は読まない方が良い
と言うことでした


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