2025年5月14日水曜日

世界は文学で

「世界は文学でできている」

沼野充義さんはロシア文学が好きな方 

・・・いや そうでない人にも知られている

有名なロシア文学の研究者です


対談形式で書かれていますが
その中の「越境文学の冒険」という項目に
イラン人の作家がイラン・イラク戦争の話を
日本語で出版して文学賞を受賞した話がありました

綺麗な日本語で書かれたその小説は
文章構成だけでなく
物語の内容も高く評価されたはずです

受賞の条件に作家の国籍は関係ないので
イラン人の書いたイランの話でも
問題はないのです

ただ 日本の文学賞を取った
巧みな日本語で書かれたこの話には 
全く「日本」はでてこない
……
ことばの危機という話題なると
若い人達の語彙がどんどん減りつつある
このままで
日本語は大丈夫なのか? と問題提起が起こるけど

では 
流暢に日本語を話し書く外国人が増えれば
日本語は安泰なの?
なんとなく寂しい気持ちがするのは
私だけ?

シリン・ネザマフィという名の
(検索したら凄い美人でびっくり!)
イラン女性の書いたその小説は
「白い紙」という題名です

機会があったら 読んでみたい
📙


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