2024年12月3日火曜日

ロバート・ゴダード

30年近く前だと思うけど

ロバート・ゴダードと言う

ミステリ―作家に夢中になっていた💓

毎回 徹夜で読んだりしたけど

いつの間にか書店に行っても

この人の名前を探さなくなって

それきり 忘れていたけど

昨日 久しぶりにブックオフで見かけて

懐かしくなって思わず買ってしまいました

「永遠に去りぬ」と言う題名は
見覚えがあるんです

でも 読み進んでも
内容をさっぱり覚えていない😞

何冊読んでも忘れてしまっては
あまり意味がないですよね

読み終わってからの
「この人の作品にしては今一つな感じ」
という感想は 
30年前も全く同じ気がするんだけど・・・

ロバート・ゴダード作品で一番好きなのは
「闇に浮かぶ絵」と言う話でした

時代は19世紀の終わり
戦場にいる兵士に真相を探りに行く男がいる

洞窟のような暗い野戦病院の中
痩せて背の高い看護婦さんが
洗面器を抱えて歩いてくる

男がその女性の前に立ち 二言三言何かを聞く
するとその女性が怒りに燃えた顔で
無言のまま洗面器の水を思いきり
男に浴びせかける

この女性が有名な「ナイチンゲール」
戦争はクリミア戦争
洗面器の水は傷病兵の血で赤く染まっていた

このシーンは終盤の方だったかしら?
とにかく物語の筋にナイチンゲールは関係なくて
登場するのもここだけです

彼女は不誠実な男の態度に怒っただけ

この有名な女性の芯の強さ
仕事への誇りや 信念を感じるこの場面が
とにかく印象に残っています

確か 救いのない結末だったけど
機会があったら あの本
もう一度読んでみたい 📘

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