特にロシア文学!
・・・なんて言う資格は無いかもしれない
何故なら 今更ですよ
今更 この名作を読んだのですから
初めて読んだ割に
ものすごく既視感があるのは
この本がかなり有名で
あらすじも結末も知っているのと
明治時代の日本の文豪のような
私小説風の文体だから
16歳の男の子が
初めて恋をしたときの動揺を
ロマンチックな言葉で
長〜く語っています
「血潮は体内でたぎりたち
胸はうずき 甘たるく
空想は生き生きと目覚めて
幻を駆け巡る有様は
朝焼けの空に 燕の群れが
鐘楼を巡って飛ぶ姿に似ていた」
💕
要するに 一目惚れ
年上の美しい彼女を思うとドキドキして
何も手につかない
恋のライバルは沢山いるけど
本命の男性は
思いがけない男だった
こんな風に書くと
明るいラブロマンス風だけど
全然違って 重苦しいです💦
ロシア文学にありがちな
読むほどに寒々としてきて
登場人物は誰も 幸せそうには見えなくて
強そうな人も あっけなく死んでしまう
そういう話でした
ツルゲーネフの自伝らしいけど
お金持ちでも ずいぶんと
冷たい家庭で育ったのですね😞
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